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日焼けへの対策について考える

こんにちは。
一瀬晃洋です。

暦の上では立秋を過ぎましたが、猛暑日が続いています。お元気にお過ごしでしょうか。
この時期は、普段のお仕事や家事以外にも旅行や帰省で外出する機会が多くなりますね。
本日のテーマは、月ごとの紫外線量がどれくらい違うのか、をテーマにしてみます 。

月ごとの紅斑(こうはん)紫外線量のグラフを読む
紅斑紫外線量とは、紫外線は波長によって人体への影響の大きさが異なりますので、それを考慮して補正したものです。
人体に与える影響の大きさの目安となります。


日積算紅斑紫外線量の月平均値グラフ

※ 画像は気象庁のホームページからお借りしました。
紅斑紫外線量:太陽光に含まれる紫外線を継続的に浴びると、皮膚が赤くなる(紅斑)などの変化が起きる。
これが長年にわたって繰り返されると、皮膚ガンや白内障の発症率の増加など健康に悪影響を与えることが知られている。
紅斑紫外線量は、人体に及ぼす影響を示すために、波長によって異なる影響度を考慮して算出した紫外線量である。(気象庁のHPより引用)


このグラフからわかること
1.紫外線量は、冬と 夏で著しく異なる。
5倍くらい違います。
→(結論)スキー場とかでなければ冬場の紫外線対策は必要ないのかもしれません。

2.紫外線量は、春と秋のお彼岸の前後で大幅に異なる。
4月と9月の紫外線は実際にはとても多く、真夏と比べて若干少なくなる程度です。
→(結論) お彼岸までは夏と同じ様な強力なUVケアが必要と言えます。

3.紫外線量は、緯度により著しく異なる。
那覇と札幌では2倍くらい違います。那覇の冬場の紫外線量は、筑波の春・秋の紫外線量とそれほど変わりません。
夏場の気温はさほど変わらなくても、紫外線量は緯度が違えば大きく違うのですね。大阪・神戸・和歌山では筑波より少し多い程度でしょう。
→(結論) 旅行や帰省で南国に行くときは特に気を付けましょう。

皮膚科医は日焼けを嫌がる
私の恩師である皮膚科の教授に先月の抗加齢医学会でお会いしました。
その先生は常日頃から、「自分は絶対日焼けをしない」とおっしゃっておられました。
他にも日焼けを嫌う皮膚科の先生は多いと聞きます。
紫外線の細胞に与える影響を研究しておられる故に、いかに紫外線が人体に対して有害であるかを良くご存知なのでしょう。
紫外線はシミだけではなく、しわ・たるみの原因になることが知られています。
→皮膚科の先生に習って、紫外線から皮膚を防御しましょう。

近赤外線って?
日光には、最近美容医療で注目されている「近赤外線」も多く含まれます。
赤外線には、「遠赤外線」と「近赤外線」がありますが、その中でも美容上悪者とされているのが「近赤外線」です。
「近赤外線」は皮膚・皮下組織や筋肉の老化を促進するとされています。
私の実際の診療の中で、赤外線を多く浴びる職業の患者さんはまぶたが痛んでいることが多い傾向があるように思います。
眼瞼下垂症、眼瞼皮膚弛緩症、眼瞼痙攣、ドライアイ etc...
手術所見から、「近赤外線」は紫外線よりも深い部分にダメージを与える様な感じがします。
残念ながら、現在各化粧品会社より市販されている紫外線対策のクリームは、紫外線を反射または吸収させてブロックするものですが、「近赤外線」対策は一切考慮されてなく、そのデータもありません。
→今は「紫外線」対策が注目されていますが、将来的には、「近赤外線」対策が注目されるかもしれません。

やはり、「紫外線」&「近赤外線」から上手に皮膚を守ることがアンチエイジング上重要であるように思います。









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